我々、盛岡八幡宮南會は今とても大きなショックを受けております。
新聞にも出ており、すでにご承知かと思いますが、盛岡八幡宮宮司であります藤原隆麿様が急逝されました。

藤原宮司には感謝の言葉しかありません。
新入会員には気さくに声をかけてくださり、お祭りの良さをいつも語っておられました。
御神輿の担ぎ手のカッコよさとはどういうことか、という事について熱く語られる事もありました。
ただ担ぐだけではなく、町内会や地域での御神輿の存在はどうあるべきかをお話してくれました。
服装の乱れがあれば「担ぎ手は恰好よくなければならない」と厳しくご指導いただきました。
担ぎ手はお手本であり、尊敬されるようにあって欲しいと言われる事もたくさんありました。
南會から離れても「盛岡八幡宮の冠が付いている事を忘れるな」と普段の振る舞いについてご指導いただきました。
盛岡八幡宮の歴史、南部藩の歴史。
本当に多くの事を学びました。
毎年9月14日の白丁渡御の際には我々の後ろには常に宮司がおり、「疲れたか?」「大丈夫か?」と声をかけてくれました。
9月15日の宮入の際には境内から神輿を見て、自分も歯を食いしばって一緒に担いでいるかの如く見守ってくれました。
お酒の席で気さくに話してくれるあの笑顔の宮司にもう会えないと思うと悲しみしかありません。

南會にとって、藤原宮司は叱咤激励してくれる父親のような存在であったと思います。
何より常に大きな愛を持って我々に接してくれました。
盛岡を愛し、盛岡八幡宮を愛し、八幡町を愛し、常に意欲的に物事を見られていたと思います。
言うまでもなく、その活躍の場は地域や経済そして政治と多岐にわたり、人としても尊敬される存在であったと思います。
また茶目っ気たっぷりなお人柄は多くの方に愛されてきたと思います。

「盛岡八幡宮南會の誇りを忘れるな!」と口酸っぱく言われました。
盛岡八幡宮南會の将来を考え、何よりも担ぎ手を愛してくれた藤原宮司。
感謝を表現する事。
そして悲しみを表現する事。
本当に難しいです。

今はただただ、藤原隆麿宮司の御霊が安らかならんことを心よりお祈り申し上げますとともに、これまでの南會に対する恩恵を下さった事、そして大きな愛情に対しまして会員一同、深い敬意と感謝の念を表します。
- 2020/05/20(水) 08:00:00|
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突然のコメント失礼致します。
開設当初より、宮司さまのブログを楽しみしておりました兵庫県の同職の若造です。
ただただ、悲しく、悔しさしかないこの数日です・・・。
大震災直後の6月に支援のお礼もしたいし、岩手においでと言っていただき、じゃじゃ馬AMGで
嫁と花巻空港から陸前高田へ、そこから大槌町まで行き八幡さんに参拝させて戴きました。
途中から運転代わって!と言っていただき、あれほど緊張した運転はないと、昨日のことのように記憶しております。。。
涙が止まりません・・・。
ひたすらに御霊安らかにとお祈りするのみです。
失礼いたしました。
- 2020/05/20(水) 16:39:57 |
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- いのしし
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いのしし様
メッセージありがとうございます。
きっと藤原宮司もこのブログを見ていてくれてると思います。
たくさんの人に愛された宮司に心から敬意を表します。
- 2020/05/22(金) 08:33:00 |
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- カヌっちょ
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