部屋に戻り、シャワー室に入る。
3人で裸の付き合い…と言いたいところだが、それどころではない。
一人面積の大きなキムがシャワーから出てこない!
出てきてもチャンババ、そして私の2名で渋々洗いっこしたのだった…。
背中が熱い…いやそれよりも痛い…時々、痒みが襲ってくる…
何より屈辱にまみれた心は折れかかっていた…
まるで第二回 ワールドベースボールクラシックでのキューバ戦でバントヒット失敗のイチローのように…
スーツに着替えて「恨みは忘れよう。せっかく集まって頂いたんだ。笑顔で入場しよう」
そう、話し合っていた。
…と思う…
が、
会場に戻ると誰もいない。
いや、それはそれで別に良いんだが…
「イエ~イッ!ドッキリでした~!」

的な感じでアイツらは会場に入ってきた
なんって空気の読めない奴らだ!
そうでなくても心はズタズタに引き裂かれているにもかかわらず、更にドッキリとは…
傷口に塩を塗るとはまさにこのことだった
ステージに上げられ、挨拶を強要された
「僕が最初に話します」「いや、俺が最初に話すよ」「じゃぁ僕が…」
「どうぞどうぞ」

っていうセリフを吐くような余裕は全くない
むしろ「早く終わらせて締めようぜ」と言う雰囲気だった
キムが上品に話し、チャンババがまとめ、私が落とす

と言う奇麗な三段オチなど出来るはずもなく、2019年盛岡リンチ事件は終わった
終わった?
なんと二次会もあるようだ…
彼らは更に我々を追い詰めるつもりだったのだ!
またしても罠にはまってしまった…
あぁ…僕は鳥になりたい…
大きな羽でこの場から逃げるように飛び立ちたい…
そう思ったのだった…
つづく。
- 2019/03/15(金) 08:00:00|
- カヌっちょ
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