晴れ晴れとした天気。
空気を吸うのも美味しく感じる。
それは一時のものだった…。
まさかあんな事が起きるとは…。
2019年3月3日 午前11時
キム、チャンババ、オレ達は上堂のドンキホーテに集合。
なぜこんな場所に集合したかって?
今日は俺たちの歳祝い。
いや、これから降りかかる災難を思えば、「祝い」という言葉は決して該当しない。
その歳祝いに向けて数年前からスタイルが変わり、パンイチになっている歳祝いの行事。
故に捨てても良いパンツをそれぞれ1枚300円のものを調達。
「どうせパンイチになるなら笑いを取れるものを・・・」
キムは横浜にいて歳祝いの真実をあまり知らないようだった…。
チャンババは想像は出来ているが自分がどうなるかをイメージしているのかしていないのか…表情からは読み取れない。
おれは数日前から胃が痛い。というか「なんで俺がこんなことをされなきゃならないんだ…」という気持ちが強い。
買い物が終わり、肴町に移動。
12時だったが、昼飯とアルコールで不安感を消そうという努力をしてみた。
15時に盛岡八幡宮に移動。
三人の口数はどんどん少なくなる。
やはり神聖な場所だからか。
否。
不安が膨れ上がるばかりだからだ。
「ご愁傷様です」
神職からは口々に出る言葉がこれだ。
わかっているからこそ出てくる言葉。
参拝をして、本日の戦場であるメトロポリタン本館にタクシーで移動。

仰々しく、名前が書いてある。
しかも、歳祝いの向かいの部屋は選挙で忙しい人達とブッキング。
「おいおい。知り合いには合わないように!」
そう願った…。
「開催してもらってありがたい!」なんて思う人間はこの3人にはいない。
「どうなるんだろう…。俺たちは生きて帰れるのか…。」
そういう思いでハイボールを購入し、控室に移動。
飲んでも飲んでも酔う事はない…。
そして衣装に着替えてスタンバイ。
すでにわれわれに会話はない…。

17時…。
いよいよ悪魔の洗礼を受けるのだ…。
俺は本当の意味で歳祝い…いや、厄払いを理解した。
「まともではない人達に。歳祝いの正しい解釈をしていない人達に抹殺されるのだ…」
と…。
つづく…。
- 2019/03/08(金) 08:00:00|
- カヌっちょ
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